高血圧の薬の種類と違いをわかりやすく解説|自分に合う薬はどれ?

私は40代を過ぎた頃から高血圧のお薬を服用しています。10年近く、複数の高血圧薬にお世話になってきました。現在は、安定した血圧を維持できています。

血圧が上がる原因は人それぞれです。また、薬ごとにその作用や効果に特徴があります。そのため、適切に治療を進める上ではその人に合った高血圧の治療薬が必要になります。

高血圧の治療に使用される主なお薬には以下のような特徴があります。

■主な高血圧治療薬の種類と特徴

● ARB / ACE阻害薬

血管を広げることで血圧を下げる薬です。体への負担が比較的少なく、長く使いやすいのが特徴です。
糖尿病や腎臓の病気がある方にもよく使われます。
ACE阻害薬では、空咳が出ることがある点に注意が必要です。

● Ca拮抗薬

血管の収縮を抑えて、血圧を下げる薬です。効果がしっかり出やすく、多くの方に使われています。
特に高齢の方や、日本人に合いやすい薬とされています。
副作用として、顔のほてりや足のむくみが出ることがあります。私はこれに悩まされました。

● 利尿薬

体内の余分な水分や塩分を尿として排出し、血圧を下げる薬です。
塩分の影響を受けやすいタイプの高血圧の方に向いています。
電解質のバランスが崩れることがあるため、定期的な検査が大切です。

● β遮断薬

心臓の働きをゆるやかにして、血圧を下げる薬です。
心臓の病気(狭心症や心不全など)がある方によく使われます。
脈が遅くなる、だるさを感じるといった副作用が出ることがあります。

これらのお薬の作用の違いをまとめると以下のようになります。

● 血管を広げて血圧を下げるお薬

  • ARB / ACE阻害薬
  • Ca拮抗薬

これらのお薬は、血管の緊張をゆるめて、血液の流れをスムーズにします。比較的多くの人に使われる基本の治療薬です。

● 体内の水分量を減らして血圧を下げるお薬

  • 利尿薬

このお薬は、 体の中の水分・塩分を減らして血圧を下げます。塩分の影響を受けやすい人に向いています。

● 心臓の働きを抑えて血圧を下げるお薬

  • β遮断薬

このお薬は、 心拍数や心臓の負担を軽くして血圧を下げます。心臓の病気がある人に使われることが多いです。

以上、高血圧薬の種類と特徴についてまとめましたが、どの薬がよいかは人によって異なります。ここで大切なのは、その人に合っているかどうかです。

例えば、

  • 若い方と高齢の方
  • 腎臓の病気がある方
  • 心臓の病気がある方

では、選ばれる薬は変わってきます。

そのため、医師は血圧の値だけでなく、体質や合併症、生活習慣などを総合的に判断して薬を選んでいます。

また、これらのお薬の主な副作用には以下のようなものがあります。

  • めまい・立ちくらみ(血圧が下がりすぎる場合)
  • むくみ(特にCa拮抗薬)
  • 電解質異常(利尿薬)
  • 空咳(ACE阻害薬)
  • 脈が遅くなる、だるさ(β遮断薬)

こうした副作用はすべての人に起こるわけではありませんが、気になる症状がある場合は放置せず、医師や薬剤師に相談することが大切です。

また、自己判断で薬の量を減らしたり中止したりすると、血圧が再び上昇し、脳卒中や心筋梗塞などのリスクが高まる可能性があります。

高血圧の治療は長く付き合っていくものだからこそ、自分に合った薬を正しく理解し、無理なく続けていくことが大切です。気になることがあれば、一人で悩まず、医師や薬剤師に相談してみてください。

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